2018年06月18日

「駄作」って何?



このブログをはじめた当初、わたしは他の人が書いたブログ記事やアマゾンの映画のコメントなどを出来るだけ見ないようにしていました。

見てしまったことで、なんとなくそれを真似してしまったり、どこかで影響されたりしてしまうのでは・・という自信のなさからくる不安があったからです。



でも、最近は時々他のブログも見るようになりました。

特に検索上位にくるブログを・・です。

自信が付いたわけじゃないんですけど、記事数も400を超え、「自分の意見なんてそんなに周りに影響されるわけじゃない。」というのが分かってきたんですね。

じゃあなんで他の人のブログを見るの?というと、上手な言い回しや、楽しく読める書き方を参考にしたいからなんです。

語彙力のなさを常々実感してるので、その辺を勉強したいというのも大きいですね。


今回も『スター・ウォーズEP4』から『最後のジェダイ』まで続く、この大作の自分なりの感想を書こうと思い、他の人は一体『最後のジェダイ』に対してどういう意見を書いているのか気になり検索してみました。


すると・・まあ出てくる出てくる、『最後のジェダイ』に対する「駄作」のレッテル張りブログ。


わたし自身も『最後のジェダイ』に対してはやや否定的な意見を持っています。 それは事実です。

でも、駄作なんてとんでもない。 立派な作品ですよ。

そもそも駄作ってなんなのか? 自分の思ってる内容と違えば駄作なの? 「つまらない。」と思えば駄作なの?

「つまらない」と思う気持ちって主観ですよね。

もちろん「面白い」と思う気持ちも主観であって、「観るべき映画10選」なんて本来は存在しないんでしょうけど、紹介作品を肯定的に扱ってるというのはそれだけで素晴らしいことだと思うんです。


この辺のわたしの持ってる意見は以前にも書きました。

※参考:http://meshifuroneru.seesaa.net/article/458504373.html




それなら一体「駄作」って何なのか?

ここからは完全にわたしの個人的な意見です。

「駄作」というのは「作り手のエネルギー(要はやる気)をまったく感じない作品。やっつけ感がものすごく感じられる作品。」とわたしは定義してます(あくまで自分の中でです)。


ですから世の中の99%の人が悪く言ってる『デ◎ルマン』はわたしは駄作だと思いません。

面白くは感じなかったですけど、駄作ではない・・・誰もが二の足を踏むであろう傑作漫画の実写化にチャレンジして、公開時期をずらしてまでCGの完成度を高めようとした。 その心意気はすごいですよ。


以前紹介したB級・・いやC級映画『エイリアンVSアバター』だって駄作とは感じません。

参考:http://meshifuroneru.seesaa.net/article/421913406.html

「僕お金これだけしかないです! でも、映画撮りたいんです!」っていうのが画面からにじみ出てるんですよね。


B級映画ではお金がない分ちゃんとした俳優が使えず、当然特撮などにもお金をかけられない、というハンディが元々あるのでこれらの作品を駄作と切り捨てるにはしのびなく、逆にそんな映画をしら〜っと普通の映画のように宣伝する配給会社の方に悪意を感じますね。

・・にしても腹が立つ作品にもまれに出会いますが。

参考:http://meshifuroneru.seesaa.net/article/454502188.html





結構なお金をかけているのにエネルギーを感じなかった、わたしが個人的に「駄作」と感じた作品は最近ではほとんどありません。

唯一あるとすれば『ガッ◎ャマン』くらいですね。

何、このやっつけ感。・・なんで作ったの?

誰か「もう一回脚本を練り直そうよ。」って言う人いなかった?

「出演者をもう一回選びなおそうよ。」っていう人いなかった?

ハリウッドでは『XMEN』『ウォッチメン』というヒーロー軍団のコミックから実写への成功例があるので、比較することで余計にガッカリきました。


わたしが今まで鑑賞した映画の中で唯一「駄作」と正面切って言えるのはこれ一本だけです。

『スペースバトルほにゃらら』だって『リメイク版 日本◎没』だって『進撃の◎人』だって、『GOE◎ON』だって腹が立つところもあるけれどエネルギーを感じる部分が多々ありました。

でも、『ガッ◎ャマン』には皆無。


なんでわざわざこんな映画を作ったのか、未だに疑問ですね。




みなさんも、映画を観て「これクソつまんなかったな〜。」と思うことが、たまにあると思います。

でも、安易な駄作のレッテル張りはできるだけやめましょうね。

だって、映画を作ることって大変なんですよ。

どんなにこじんまりした作品だって、スタッフロールを見ると凄い数の人たちが関わっていることが分かります。

その人たちをまとめ上げて、一つの映画を作り上げる。

それを自分ができるか・・と考えると、安易に「駄作」と呼べなくなるはずです。




そうそう、この記事を書く前に「映画」「駄作」で検索したらアマゾンで『あなたの大◎◎なその◎◎、駄作ですけど』という出版物がヒットしたんです。

どうせ空っぽな自己満足の本だと思ったので解説もレビューも詳しく読んでませんが、どうもブログ記事のまとめのようですね。

目立つように敢えて挑戦的なタイトルを使ってるんでしょうけど、わたしはこの出版物のように「駄作」という言葉を軽々しく使う感覚が大嫌いです。




・・ということで、まとまりのない今回の記事を終わりますが、書いてる途中でわたしが「駄作」と個人的に認定したい作品をもう一本思い出したので追加します。


『エクソシスト・キルズ』

ダニー・トレホエリック・ロバーツと好きな俳優が二人も出てたので借りたけど、二人とも登場したと思ったら2分で退場するので駄作認定!






・・・いや! やっぱり駄作じゃない。 「地雷」ですね、こういうのって(;^ω^)。


以上!




・・・・・それでは、今日はこの辺で失礼します。





posted by タバスコ at 00:51| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月10日

最近鑑賞したB級映画の感想A



今日はタイトルにあるように、ここ2ヶ月くらいのレンタルで鑑賞したB級映画の感想を書いていこうと思います。

ただ、今回はかなりチョイスに失敗したせいか、個人的には感想を書くのも面倒くさく感じるくらいのスカが非常に多かったので、それを埋めるために「昔見て面白かった作品をもう一度観た改めての感想」等も載せてあります。



1本目:『アンデッド刑事』



「アンデッドデカ」と読みます。

このパンチの効いた邦題に期待しすぎたせいか、自分の中で勝手にハードルを上げてしまいました。

なので、観終わった後「え〜っ、こんな感じ。」とも思ったのも事実ですが、B級ゾンビ映画としては十分に及第点ですね。

『バイオハザードW アフターライフ』で嫌味な映画プロデューサーを演じていたキム・コーツという方が死なないお巡りさんを演じています。
アンデッド刑事1.jpgアンデッド刑事2.jpg





対する敵のボスたちは何故か動物の顔を持ったモンスターたち。

この辺のアナログ感も好きです。

この主人公はダメージを受けてもびくともしないゾンビ警官と言うわけではなく、ダメージを受け瀕死の体になって戻ってくると、ある方法で蘇生させられるんですね。

この「ある方法」というのがちょっとお涙頂戴的な感じで、わたしの不満な部分です。
アンデッド刑事5.jpgアンデッド刑事4.jpg





アクションシーンもそれなりに派手で笑いもあり。

女性の警察署長・・どこかで見たな〜って思ったら、傑作殺人鬼ドラマ『デクスター』に出てた人でした。

ラストは復活した主人公の「止まれ! お前たちを逮捕する。」でEND。
アンデッド刑事8.jpgアンデッド刑事7.jpg





この終わり方は100点(^−^)。






2本目:『モーターラッド』



オフロードバイクでツーリングに出かけた若者たちが、黒づくめのバイク集団にじわじわ追いかけられ一人、二人と惨殺されていく。

逃げまどっているだけの主人公たちだったが、最後の最後に反撃に出ることを決意する。
モーターラッド2.jpgモーターラッド3.jpg







非常に小ぶりでシンプルで、わたしの好きな反撃系サスペンスホラーですが、緊張感を持続させるための何かが少し足りない気がします。

これ以上殺人シーンを増やす必要もないし、ラストのひねりをもう一回ひねくり回す必要もないと思うのですが、なんだか2時間が長く感じてしまいます。

その原因が何なのかは素人のわたしにはわかりません。

思い切って30分くらいに縮めてオムニバスものの1本にしてもイイかな・・と感じたのも事実です。



『プライベート・ライアン』風に画質を加工してるようですが、もう少し弱めでも良かったかな〜・・個人的には。

好きなのは好きですよ、この作品。






3本目:『アイアン・スクワッド/甲鉄戦線』



時は近未来、アメリカの特殊部隊がメキシコの麻薬カルテルを壊滅し、捕らわれている科学者を助けようとするが、彼らの目の前には製造禁止されているはずのアンドロイドたちが立ちはだかるのであった。
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麻薬カルテルのボスを演じているのが泣く子も黙るダニー・トレホさんなんですが、彼がとにかく切れちゃう人で、何かあるとすぐ部下を撃ち殺してしまうんですよ。

ですから、特殊部隊の犠牲となった部下よりもボスに殺された部下の方が多いんじゃないの?って思いながらボス一人っきりになったラストバトルを観てたんですけど、DVDパッケージにあるようなガンダムサイズのロボットが暴れるのはほんの5分くらい。
アイアン・スクワッド3.jpg






CGはまあまあ頑張ってますが、話は「う〜ん。」。

でもトレホさん出てるからまあいいか(;^ω^)。








4本目:『悪夢のエレベーター』



昔鑑賞してすごく面白かった記憶があり、このブログでも過去に一度書いたことがると思うのですが、どこで書いたかも忘れ、またストーリーも程よく忘れてたおかげで2度目の鑑賞もまたまた楽しめました。
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イケメン浮気者、空き巣専門のチンピラ、ゴスロリ屈折少女、触れると何故か心が透視できるジャージおじさん。

この4人がエレベーターに乗っていたところ、突然の故障で閉じ込められてしまう。・・外ともつながらない!

そこで巻き起こる騒動を描いたコメディです。

ただ、観てるうちに出演者たちの演技がなんだか胡散臭く感じて・・「これ芝居でしょう。」って思ってるとやっぱり小芝居。

でも、ここからがこの映画の面白いところなんです。

実は斎藤工演じるイケメン浮気者以外は全員グル。

浮気調査を依頼しているイケメン浮気者の奥さんから「彼の本心をどうしても知りたい。」という依頼で仕組んだ芝居なんですね。
悪夢のエレベーター2.jpg





でも映画ですから当然このたくらみは思わぬ方向へ転がっていきます。 笑いあり多少のスプラッタあり・・。

そして、ブラックで意味深なラストにちょっぴりゾクッと来ます。


監督の堀部圭亮(けいすけ)と言う方は舞台俳優、放送作家など多彩な才能を持つ方で、放送作家としては『ガキ使』『やるやら』『生ダラ』なども担当、映画出演は数知れず。

最近では『リアル〜完全なる首長竜の日』でお見受けしました。
堀部圭亮.jpg








お笑い出身者の中では板尾 創路さんと同様、独特な個性と実力を持った存在のような気がします。

この方が監督のインタビューで、「実験作とも言えるものなので、少々の粗は自覚している。 ただ、敢えてラストをハッキリ示していないのは観客にその後を考えて楽しんでほしいから」・・みたいなことを言っていたのが印象的でした。






5本目:『レザボア・ドッグス』



映画通を気取りながら、恥ずかしくも今回初鑑賞。・・・1992年の作品なのに。

このブログやツイッターで仲良くさせていただいている「デジタルおにぃ」さんと言う方がいらっしゃいます。

以前、ブログへのコメントで、この映画についての感想を聞かれたことがあるんですね。

その時は「観てないからゴメンナサイ。」としか言えなかったんですけど、今回初鑑賞したので感想書きますよ〜デジおにぃさ〜ん(;^ω^)。



銀行強盗をするために集められたその道のプロたち。

彼らはもしものことを考えて素性も名前もお互いに知らせず、コードネームとして色で呼び合っていた。
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MrオレンジとかMrピンク、Mrブラウンなどと呼び合い周到な準備をするが、いざ銀行強盗を決行すると、まるで待ち構えていたかのような警察の反撃に合ってしまう。
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「警察の犬がいるぞ!」

死んでしまう者、重傷を負ってしまう者。

彼らはバラバラになってしまい、這う這うの体で待ち合わせ場所の倉庫に逃げ込むことになるが・・・。
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ここから、一人二人と待ち合わせ場所の倉庫に戻ってくるのだが、同時に始まるのが銀行強盗をチクったに違いない「警察の犬探し」。

2番目に戻ってきたマイケル・マドセン演じるMrブロンドは逃げてくる際に警官を一人トランクに詰め込んできた。・・こいつ危ない奴なんです。

仲間が車を処分しに行った隙に、彼は警官を拷問して犬の名前を吐かせようとする・・・その横には重傷で横たわっているMrオレンジ(ティム・ロス)が。
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この映画の第一印象・・特典の出演者インタビューで警官役の俳優が代わりに言ってくれてました。

「この映画の撮影は、うまい奴とビリヤードをやってるようだったよ。」

マイケル・マドセン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、スティーヴ・ブシェーミ、クリス・ペンなどなど・・・彼以外のギャング役は全員が芸達者で個性の塊のような俳優たちなので、こういうコメントになったと思うのですが、彼が感じたようにこの映画は、彼らたちプロの俳優のアンサンブルを楽しむ映画です。

それも、派手なアクションや爆発などではなく、セリフ回しでのアンサンブルですね。

言葉だけで緊張感あふれるシーンを作り出す。

それも、手に汗握りヒリヒリするような緊張感だけではなく、どことなく人間臭い間の抜けたところも感じさせる。
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それはこの作品の監督クエンティン・タランティーノ氏の(メリハリのある短いカット割りをあえて使わず)人が出入りするところまでもワンカットで映していくような、少々のんびり感じられるカット割りや微妙なカメラアングルのせいかもしれません。


誰の言葉かは忘れてしまったのですが、「映画監督の第一作目には、その人のすべてが詰まっている。」という言葉を聞いたことがあります。

この作品は長編映画としてはタランティーノ監督の第一作目。

見ていくと「緊張感の中にも泥臭さを感じさせる映像」「キルビルやパルプフィクションなどに観られる時間軸崩し」「カッコ悪くてカッコイイという人物の描き方」。

そんな彼の作品に一貫しているものが詰め込まれているのが感じられました。


折しも彼の盟友であるロバート・ロドリゲスも同年に監督としての第一作目『エルマリアッチ』という超低予算の痛快アクション映画を撮っているのは嬉しい発見でしたね。
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それにしても、若い頃のティム・ロスは超カッコいいし、ハーヴェイ・カイテルは渋いですね〜。

スティーヴ・ブシェーミ『コンエアー』の最後でいいとこ取りするのはこの作品からの伝統ですかね。










スピルバーグ監督『激突』

キャメロン監督『ターミネーター』
※『殺人魚フライングキラー』は途中で降板させられて勝手に編集されたもの

ロドリゲス監督『エルマリアッチ』

そしてタランティーノ監督『レザボア・ドッグス』


やっぱり1作目にはその監督のすべてが詰まっていますね。







・・・・・それでは、今日はこの辺で失礼します。





posted by タバスコ at 17:07| Comment(0) | B級映画が好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする